住宅ローン利率(Mortgage)が4.67%に
- Kiki Hodges
- 2022年4月1日
- 読了時間: 2分
アメリカの住宅ローン利率は住宅購入を考えるうえで非常に大事な要素です。
このモルゲージは2021年1月に底を打ち、その後上昇を続け、ついに4%後半まで回復しました。
歴史的な住宅ローン金利の低さからBuyerが殺到し、初めて家を買う人(First-time home buyer)、投資家(Investor)が入り乱れました。
また、この高需要、低供給のあおりをうけて住宅価格は急上昇。超売り手市場になり、NARの統計によれば1件あたり平均5件のオファーが来ているそうです。もちろん都市により異なりますが、つねに価格競争の可能性があるのが今の市場。
そして供給については新築物件ラッシュでなんとか需要を賄おうとしていますが、パンデミック後の材料不足、物流停滞、インフレによる材料費高騰、人手不足...これらの要因により
まだまだ間に合っていません。
また、パンデミック後に住宅ローンが払えず、物件を抵当に出す(Foreclosure)件数が増えるかと思われました。しかし、実際には低金利と住宅価格の上昇により増えたEquityで「リファイナンス」をおこなうことで月当たりのローン金額を下げることで抵当を回避。結果として抵当に出される物件はあまり出ませんでした。
これはこれで良いニュースですが、市場としては住宅の供給が増えないままになっています。
住宅は夏に向けて市場に出てくることが多いです。これは学校の新学期(8月)までに住宅を売りたい(引っ越したい)売り手が多いことも要因です。
とはいえ現在の市場では72時間以内に出てきた家がPending(オファー受け入れ済み)になるので昨年同様、Buyer側はスピード感と戦略性が求められます。
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